Cpapの治療で糖尿病を予防できる?・・・その②

CPAP

妊娠糖尿病とは?

糖尿病は大きくわけて、1型糖尿病と2型糖尿病に分類できました。しかし、もう一つ妊娠糖尿病という分け方も存在します。

これは妊婦特有の糖尿病ですが、妊娠中に確認されるのはもちろん、糖尿病でなくても血糖値が上昇することで診断されてしまいます。

糖は多くても少なくても、胎児の成長に影響を与えます。このため、妊婦の場合、糖のコントロールがよりきめ細やかなものにならなければなりません。

血糖値が高いのは産後もとにもどりますが、将来、糖尿病になる確率は高くなるともいわれています。妊婦糖尿病は、妊娠中の管理もさることながら、出産後の対応も含め気をつける点がありそうです。

糖尿病の合併症は?

糖尿病が怖いのは、合併症が起きることです。これにはいくつかの病気が考えられますが、神経障害もその一つです。血糖値が高いことにより、手足の神経に影響が出てしまいます。痛みやしびれなどが典型的ですが、病状が進めば足の壊疽などが起きてしまいます。そうなると、手術で足の切断などの治療が必要になります。とても怖い合併症の例です。だからここまで進行させないことが大事になります。

続いて網膜症の話です。こちらも病状が進行すると怖い病気です。目の網膜には、細かな血管があります。これが高血糖によって影響を受けることになります。進行すると最悪、失明の事態になってしまいます。

目はとても大事な器官です。ここに支障が出てしまうとたいへんな事態になりかねません。失明ともなれば生活するうえでいろいろな困難にぶつかってしまいます。このような事態を避けるためにも、眼底検査を定期的に受けるようにしておきましょう。

糖尿病から動脈硬化になることがあります。それがさらに進んで脳卒中に移行することも考えていなくてはなりません。脳卒中などにならないためには、動脈硬化を防ぐことが必要です。

糖尿病にならないことが一番大切なことですが、生活習慣を整えることも動脈硬化には大事です。運動をして、野菜を取り入れた食事を心がけ、禁煙をする、これが動脈硬化のリスクを減らす要因になります。毎日の積み重ねが効果を発揮しますので、規則正しい生活をするようにしておきましょう。

最後に腎障害です。尿の排泄機能である腎臓が異常をきたし、正常に働かなくなります。病状が進行すると人工透析が必要になります。人工透析の治療はたいへん苦労することが多いですが、腎障害は自覚症状がないままに進むので定期検査の必要性が求められます。

睡眠時無呼吸症候群と糖尿病

今まで糖尿病の症状や合併症について解説してきました。実は、睡眠時無呼吸症候群
の合併症として糖尿病が発症することがよく知られています。睡眠時無呼吸症候群の中でも、閉塞型睡眠時無呼吸症候群と2型糖尿病が密接に関係していることがわかってきました。

肥満が共通の因子であるものの、閉塞型睡眠時無呼吸症候群にインスリン抵抗性がみられるとも指摘されています。睡眠が阻害されると、ホルモン分泌などに影響を及ぼします。これらによって高血圧や体脂肪が増えます。脂肪の体積が増えれば、インスリン抵抗性が高まり、結果として糖尿病になるリスクを招きます。

このように睡眠と糖尿病は深く関わり、いろいろな問題を抱えているのです。

Cpapの治療で糖尿病を防ぐ?

Cpapは睡眠時無呼吸症候群の治療に使われる機器です。睡眠時無呼吸症候群の完治を目的とする治療ではありませんが、大幅な症状緩和に役立つことが証明されています。このCpapが糖尿病の発症リスクを下げる効果があることがわかってきました。

Cpapの治療を続けることで血圧の低下をもたらします。さらにインスリン抵抗性や血糖値の改善にもつながり、これが糖尿病の因子を遠ざけるキッカケになります。また、この延長線として、脳梗塞や心筋梗塞などの合併症も減少するとの報告がなされています。

睡眠時無呼吸症候群は、肥満との関連も指摘されています。しかしながら、やせている人も睡眠時無呼吸症候群になるので、一概に肥満のみが問題になるわけではありません。ただ、肥満体質の人は、高血圧や血糖値の値が高くなりますから、そのような意味では糖尿病の危険因子をもつことになります。

生活習慣などを改めることはとても大事ですが、Cpapの治療することで睡眠時無呼吸症候群の改善と、糖尿病のリスク要因の低下は確実に起こるようです。Cpapの治療を怠らず、合併症でもある糖尿病の予防に努めたいものです。

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