睡眠時無呼吸症候群はこんな人が危ない!

症状

が起きるメカニズム

どんな人がSASになりやすいかの前に、SASはどんなメカニズムで睡眠中に起こるのかを説明させてください。人体には色々な筋肉があるのですが、起きている間は基本的にどの筋肉も活動しています。そして、眠っているときに筋肉は弛緩します。口の中の舌もそうです。起きている時は筋肉で舌が持ち上げられているので、たとえ仰向けに寝転がったとしても、気道まで舌は落ち込んできません。しかし、寝ている時には舌が気道に落ち込んできます。といっても、普通の人の場合、舌が気道に落ちてきたとしても、気道がふさがってしまうということはありません。舌や首の周りにたくさんの脂肪が付いている、つまり太っている人の場合や、もともとあごが小さくて気道が狭い人の場合に舌が気道を塞いでしまって無呼吸状態になってしまうのです。

こんな人がSASになりやすい!

太っている人

まず、太っている人がSASになりやすいです。メタボリックシンドロームの場合、お腹周りの脂肪の量が問題となりやすいですが、SASの場合は特に首周りの肉付きが問題となります。SASが起きるメカニズムでも書いたように、首周りの脂肪が大きいほど、気道がふさがりやすいためです。
また、太っているということから生活習慣病の人はSASになりやすいです。他にも、女性は下半身に脂肪がつきやすい一方、男性は上半身に脂肪がつきやすいです。そのため、男性は女性の2倍から3倍ほどSASのリスクが高いといわれています。ただし、女性はSASになりにくいかというと、そうでもありません。女性も年代のよってはSASになりやすくなります。女性ホルモンのプロゲステロンには喉の筋肉の活動を高めるという働きがあります。しかし、閉経してしまうと女性ホルモンのバランスが崩れてしまい、この喉の筋肉がちゃんと働かなくなってしまうのです。

一説には閉経後の女性は閉経前の女性と比べると、SASのリスクが3倍も高くなるといわれています。生活習慣病のことも踏まえると、男女どちらも中高年ぐらいの年齢ならば若い頃と比べてSASのリスクが高いことを覚えておきたいですね。

あごが小さい人

喉の気道がふさがりやすいことがSASの原因に繋がりやすいのなら、痩せている自分は大丈夫…。そう思っている人はいませんか?実はSASの3割は太っている人ではありません。あごが小さいと、気道が狭くなりやすいのです。アジア系、特に日本を含む東アジア系の人には元々あごが小さ目な人が多い。そういう人はSASになっていないかチェックしていたほうがいいでしょう。

自分でできるSASのリスクチェック

SASを正確に診断するためにはPSG検査を受ける必要があります。でも、自分でもSASのリスクを簡単に調べることはできます。是非、以下を活用してみてください。ただし、SASの眠気を自覚している人は半数ぐらいといわれています。もし、一緒に住んでいる家族やパートナーからいびきがうるさいといわれるようなら、きちんとした病院で相談して、ちゃんとした検査を受けることをお勧めします。

気道の広さの確認

自分の気道が狭くないかを簡単に自分でチェックできる方法があります。鏡の前で、子どもの頃に病院でお医者さんに喉を見せたときのように、舌をベーっとさせてみてください。その時に喉ちんこは見えていますか?もし見えていたら上気道は十分な広さがあるといえます。反対に、喉ちんこが見えない場合は、元々上気道が狭いのかもしれません。上気道が狭いイコールSASになるというわけではありません。でも、上気道が狭い人と比べると太ったことによってSASになってしまうというなりやすさはあります。

チェックリスト

Epworth sleepiness scale(エプワース眠気指数; ESS)という簡単なチェックリストがあります。これを使うことで現在の自分のSASの程度をチェックすることができます。チェックリストは8項目あります。「座って読書中」や「アルコールを飲まずに昼食をとった後、静かに座っているとき」のように一人で静かに過ごしているときから、「自動車を運転中に信号や交通渋滞などにより数分間止まったとき」のように作業中の眠気を0から3の4段階でチェックします。その得点が高いほど、SASが重症であるといわれています。ESSだけでSASかどうかきちんと判断できるわけではありません。そのため、参考程度に使ってください。

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